祇園祭 蟷螂山の陶作品制作完成!



コレクターさんからご注文をいただいていた、祇園祭 蟷螂山陶作品が完成しました。
3年前にお話をいただいていた制作です。祇園祭を見てからでないと作れないので、3年かかりました。

コレクターの方は、蟷螂山を盛り上げてこられた方です。
3年前私が個展をした時に、たまたま来てくださり、釉薬のお話や、いままでの制作のお話などしていたら、「蟷螂山つくれるよね?しかも、山と花車が一体化しているもの。難しいからなかなかできる人がいないけど、できる?」難しいけどできる?といわれると、俄然張り切ってしまう性格なので、できるかどうかドキドキしながらも、制作を引き受けました。
しかも、京都のお祭りなので、京都に住んでいる作家さんに制作をしてほしいというお話でした。


ところで、山と花車を一体化させるというのが難しいというのは、粘土は1200℃で水飴のような状態に熔けてくるので、その状態に耐えられるように構造を考えないと、陥没してしまったり、歪んでしまったりします。
なので、山の中の構造は、複雑な壁がたくさん組んであります。
個人的には、作品のレントゲン撮りたい〜です。




そして、蟷螂山の表面の装飾模様ですが、蟷螂山の染織は、京友禅の羽田登喜男さんの作品が施されているのを、陶作品では中国の技法「いんちん」という技法で表現しました。
この技法は、彫ったところに釉薬がたまって絵が浮き出てくる技法です。

この技法もいつかしたいなあと、8年前にいろいろ「いんちん」の作品を観ていて、京都市産業技術センターで釉薬の勉強をしているときにも、横山先生に「いんちん」の道具の作り方なども指導していただいて、やっと本格的に制作できることになりました。

思い続けていると、そんな制作の機会もやってくるんですね。

神様と世の中の境目を表している紙垂(しで)吉田流。

また、個展でのコレクターさんとの出会いも、不思議です。
今まで、お会いしたことがないのに、たまたま来てくださったので、ご縁に感謝です。
これからも、ご縁に感謝して制作していきます。


ところで、この祇園祭 蟷螂山の陶作品ですが、今のところ展示予定はありません。
祇園祭 蟷螂山保存会の方が、展示をしたいというお話があるのですが、まだわかりません。
今後、新聞社での取材もあるようなので、その記事をご覧になられた方のご要望が多ければ、
展示されるかもしれません。

うつわhakuでは、明日10時から19時まで展示しています。
見てみたい方は、是非お越しください。
画像で見るよりも、実際の方が、釉薬の色がきれいです。


うつわhaku homepage http://696-tako.ciao.jp/


calendar

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< August 2020 >>

selected entries

categories

search this site.

archives

links

Instagram

profile

search this site.

others