祇園祭がはじまっています





7月1日から1ヶ月間、京都は祇園祭です。
街の景色や音も祇園祭になってきていますが、
鉾や山は13日に組み立てがはじまります。

そして、私は祇園祭でも人気のあるカマキリのある蟷螂山の
陶作品の制作をしていますが完成は今年の年末の予定です。
蟷螂山町の方からのご注文で制作させて頂いています。
(蟷螂山のコレクターの方からのご依頼なので、展示の予定はありませんが、
完成後少しだけだったらうつわhakuで展示が出来るかもしれません。
でもいいものができたら、お客様が京都市に寄贈も考えておられるそうです。)


やっと形が出来上がり、乾燥に1ヶ月半ほどかけています。
四角い形態の内部には、蜂の巣の構造やトラス構造で骨組みを
作っているので、ゆっくり乾燥させないと亀裂が入ってしまいます。
1200℃で粘土が飴状になるので、
その時に成立する形でないと歪みが出ます。


作品が大きくなればなるほど、自然素材の力の影響がかかってくるので、
自然の力に寄り添うように制作を進めなくてはなりません。



蟷螂山のカマキリ。




焼成で数ミリ下がるのを計算して、角度を作っています。




蟷螂山の後ろの織物は、いんちんという
中国の技法の彫りで仕上げました。





孔雀の装飾の彫り。



800℃で素焼後、釉薬を掛けて1230℃で本焼をして
絵付け後、焼成して、金彩と銀彩をして
焼成して完成です。


少なくとも4回焼成します。
絵付けで色を重ねたりすると後数回増えるかもしれないです。



あと2週間ほど乾燥させて素焼をします。

ドキドキです。


そして、祇園祭の蟷螂山のご注文主の方は、
祇園祭蟷螂山保存会元会長さんで蟷螂山を復刻された方でした。
5年も制作させて頂いているのに、今頃知るという。。。。。。



祇園祭で鉾や曳山の組み立ては
10〜13日で(鉾や曳山によって違う)、前祭りの巡行は17日巡行です。
前祭り、後祭りとあるのですが、蟷螂山は前祭りです。



 

そして現在制作繁忙のため8月まで

土 日 祝  13:00〜18:00の営業となっております。

ご迷惑をおかけいたしますが、今後も精進してまいりますので
よろしくお願いいたします。


haku HPの「Information」もご覧下さい。
hakuHP    http://utsuwahaku.strikingly.com/

蟷螂山の制作 成形がほぼ終わりました

JUGEMテーマ:陶芸




ほとんど成形は終わりましたが、
彫りの細かい調整などをしています。
現在で成形は6ヶ月かかっています。
構造や装飾の研究などは1年ぐらい
資料を見てしています。

画像は蟷螂山の上にのっているカマキリを成形したもの。





上から見たところ。
蟷螂山の陶作品の1個目を納品した作品よりも
カマキリなどかなり細かく、細くしています。




蟷螂山の京友禅の装飾はいんちんという技法で彫っています。
画像は彫るために下書きをしています。
とても細かい構図なので、この部分は下書きしました。





実際の蟷螂山の京友禅は高校の先輩の
お祖父様が制作されておられ、先輩はお客様のご自宅で
私の作品をご覧になられたことがあるというのを知って
世界は狭いなあと驚きました。
しかし、私の出身高校の先輩方が美術業界に
たくさんおられるのでいつも驚いています。

ところで、実際の蟷螂山ですが色彩がとろけるように美しいので、
ぜひ祇園祭の時にみにいって頂ければと思います。





蟷螂山の後部の装飾も彫っています。



成形後、内部の構造は窯で焼くときの歪み重力に耐えられるように
複雑な構造にしているので時間を掛けて乾燥させています。

その後、750℃で素焼をして、釉薬を掛けてから本焼後、
金箔を貼って、銀彩をして再度焼きます。


高さは55cm、横幅40cm、奥行き23cmの作品。


以前陶芸家の方に、1個目を制作中焼き上がるわけがない
出来るはずがないといわれましたが、出来てしまいました。
しかも、2個目の制作の注文もお客様からいただけました。
1個目よりも大きいサイズで、さらに難しいですが
作家として挑戦していきたいです。
また、お客様からの作品への熱い想いなどには
作家として応えたいです。




そして、最近よく聞かれるのですが、祇園祭の蟷螂山の陶作品の
展示についてですが個人の方からのご注文で
制作をしているので祇園祭での展示はありません。

ただ、ご注文主のお客様は蟷螂山のコレクターさんで
長年いろんな工芸家、画家の方に蟷螂山の
作品制注文をされているので、
蟷螂山の展覧会をされるかもしれません。
日展や、新匠工芸の作家さんに制作依頼を
されておられるので、私がつくってもいいのかなあと
ドキドキしています。気持ちが引き締まります。


蟷螂山の展示がある場合はお知らせします。



うつわhakuのHP「gallery」でも、以前制作させて頂いた
蟷螂山の作品をご覧頂けます。

http://utsuwahaku.strikingly.com/





 

祇園祭 蟷螂山の陶作品制作の途中経過



なかなかblog更新が出来てませんでしたが
祇園祭の蟷螂山の陶作品制作の途中経過。



作品全体の高さは60センチ近くあります。



 
蟷螂の部分。
胴体と足を接着しますがパーツの水分量が同じパーセントでないと
接着しても乾燥時に亀裂が入ったり
折れてしまったりするので
慎重に制作をせねばならずこの時期ドキドキしています。







 


 




いろんなパーツを乾かないように保存して
一気に本体に接着していきます。

もちろん接着は泥です。

形には芯材なども入れることが出来ないので
重力など考慮して制作しています。



私は元々、うつわではなく陶のオブジェを
つくっていたのでこういった制作もできます。




横にでている棒ははずして直角に立てて
焼かないとこのままの状態で焼くと
重力によって垂れ下がってしまいます。

また、この形で高さは45センチあるのですが、
この中にはいろんな支えが入っています。

蜂の巣のような構造にしたら
ひずみが出なくてしっかり形を保ってくれたので
ほっとしました。


 





祇園祭の蟷螂山。

蟷螂山を盛り上げてこられた方からの
ご注文で制作させて頂いているので
蟷螂山の陶作品の展示は出来ないかもしれませんが
納品までの間、うつわhakuで少しだけ
展示できるかもしれません。

6月までに出来るとお店で展示できるのですが
この制作が出来るのは真夏は出来ないので
(気温が高いと乾燥をコントロールしにくいので
秋から初夏までの間で制作を進めます)
7月からはじまる祇園祭ぎりぎりに完成予定です。


また、FacebookやTwitterでblog以外で
日々の制作、思うことなど更新していますので
よろしけれなご覧下さい。


うつわhakuのHPにSNSのページがありますので
そちらからご覧頂けます。

http://utsuwahaku.strikingly.com/


 

今回の祇園祭の蟷螂山の制作。



今年お客様から制作させて頂いている祇園祭の蟷螂山ですが、
以前制作させて頂いた蟷螂山とは違う演出で制作しています。


風が吹き抜けていくような、夏の祇園祭の京都の街を
駆け抜けるような爽快な雰囲気が出せればと制作しています。
 


織りや、装飾紐などで、爽快な雰囲気を少しづつつくっています。
乾燥を全体的にしていかないと亀裂が入るので気温や湿度などで
制作進行を早くしないといけなかったりで
形が出来上がるまで気が抜けません。
また、形が出来上がったら彩色していきます。

昔の色彩は夜ろうそくの光でも楽しめるように考えられて
彩色されているので、いにしえの光に思いをめぐらせます。
 



車輪の部分。彫り起こしています。


 


花車は乗せられるようにしています。
花車の上に、かまきりが乗ります。




部分によっては織物で、ひらひらとした布ではないので、
重みのある感じで風になびくとどうなのかなど
考えつつ形をつくっています。
 



ちなみに、祇園祭の蟷螂山。
これを陶で制作しています。

更新した部分は山の部分ですが、
かまきり部分や、花車も制作しています。
かまきりもぱたぱたさせようと思っています。

陶器なので、今にも動き出しそうな形でということです。
その方が、想像感というか、
形にうきうきやワクワクがあって
ちょっとチラリズム的な感じが
おもしろいんじゃないのかなとか考えています。





そして、こちらは前回制作させて頂いた蟷螂山。
夏なので、涼しげな釉薬で制作しました。
また装飾は、いんちんという技法で装飾しています。

いんちんというのは、中国の彫りの技法です。
彫った部分に釉薬がたまって、
織物に描かれた絵などが浮かび上がります。



祇園祭の制作もしていますが、うつわのオーダーや、
定番商品の制作も同時にしています。
いろんな制作が出来ておもしろいです。
ひきつづき、がんばります。




 http://utsuwahaku.strikingly.com/

箱書しました



少し前にやっと箱書しました。
こんなに大きな箱に箱書きするのは、はじめてで、とても緊張しました。
まだまた、修行がたりません。
箱までも作品。作品の台も作品です。

来年は、さらに大きな祇園祭の蟷螂山陶作品の制作なので、箱書や、しつらえも、ぴしっとしたいです。
いろいろと、いいものをたくさんみて、磨きます。日々精進です。


うつわhakuのホームページもご覧ください。
http://696-tako.ciao.jp//http://696-tako.ciao.jp//

桐箱に箱書き



祇園祭 蟷螂山の陶作品を入れる、桐箱に箱書きをします。
箱書きは、墨で作品名(技法なども)、作者を書いて落款(判子)を押します。

大きな桐箱を注文したのは初めてなのですが、美しい桐箱で箱を見ているだけでも、嬉しくなります。

箱は、京都の森木箱さんhttp://www.mori-kibako.net/に制作していただきました。

墨で書くので、書き直しできないのでドキドキします。
今までにも、箱書きは何度もしていますが、慣れません。
緊張しすぎるとよくないので、好きな音楽をきいてリラックスして、書こうと思います。

ちなみに、落款は私が石を彫って作ったものを押します。


箱書きが終わって、やっと完成です。



うつわhaku http://696-tako.ciao.jp/

祇園祭 蟷螂山陶作品の内部の構造と、中国の「いんちん」という技法



先日納品をした、祇園祭 蟷螂山の陶作品ですが、前回の更新でもお伝えしていましたが、花車と山が一体化したものになっています。
お客様が、そのような構造のものはなかなかないので、制作できますか?というお話だったので、はりきりました。

陶器の粘土は1230℃で焼くのですが、1200℃ぐらいになると、粘土が吹きガラスのガラスのような水飴状態になります。
この状態だと、花車と山の、2つの四角の箱を陶で作って、くっつけただけでは花車は、山にめり込んでいくか、全体の形がゆがんだり、亀裂が大きく入ったりします。

なので、大きなものを一体化させるのは、難しい制作となります。
この場合、山の四角の箱の中にトラス的な構造をつくらないと、粘土で成形したままの形には焼き上がりません。



画像のこんな感じで、手びねりで少しづつ壁、梁を作っていきます。
この形のおかげで、花車の重さが分散したり、柱があるので、歪みもなくなります。
設計図はなく、感覚でトラス的構造を作っていきます。
粘土の重さや、厚さなどで、微妙に角度をとっています。
また、乾燥には2ヶ月かかっています。ゆっくり乾燥させないと、亀裂が入ってしまいます。
かなり物理学な構造になっています。
釉薬も、表のみしか掛けられないので、歪まないように釉薬を調合しています。
粘土の収縮と釉薬の収縮率を考えています。

また、今度は3割大きい祇園祭 蟷螂山を制作するので、実際に制作中のトラス構造を画像にとって、更新していきます。



そして、内部構造はトラス的構造ですが、表面は「いんちん」という中国の技法で彫っています。彫った線に釉薬がたまって、線や絵が浮かび上がってきます。
私が、京都市産業技術センターで釉薬の研修生をしていたときに、横山先生に「いんちん」の道具を教えていただきました。画像の道具が、「いんちん」の彫り道具。ほぼ、奥のカーブしている道具のみで彫っています。
蟷螂山を彫り終わったら、かなり刃が小さくなっていました。



蟷螂山はまた今年の秋から制作していきます。3割大きいご注文をいただき、今回よりもまた難しくなると思いますが、日々精進ではりきって制作していきます。



うつわhaku HomePage http://696-tako.ciao.jp/

ホームページも今年リニューアルします。
現在、制作進行中です。こんなことにしていきたいという想いを大切に制作していただいています。




祇園祭 蟷螂山の陶作品制作完成!



コレクターさんからご注文をいただいていた、祇園祭 蟷螂山陶作品が完成しました。
3年前にお話をいただいていた制作です。祇園祭を見てからでないと作れないので、3年かかりました。

コレクターの方は、蟷螂山を盛り上げてこられた方です。
3年前私が個展をした時に、たまたま来てくださり、釉薬のお話や、いままでの制作のお話などしていたら、「蟷螂山つくれるよね?しかも、山と花車が一体化しているもの。難しいからなかなかできる人がいないけど、できる?」難しいけどできる?といわれると、俄然張り切ってしまう性格なので、できるかどうかドキドキしながらも、制作を引き受けました。
しかも、京都のお祭りなので、京都に住んでいる作家さんに制作をしてほしいというお話でした。


ところで、山と花車を一体化させるというのが難しいというのは、粘土は1200℃で水飴のような状態に熔けてくるので、その状態に耐えられるように構造を考えないと、陥没してしまったり、歪んでしまったりします。
なので、山の中の構造は、複雑な壁がたくさん組んであります。
個人的には、作品のレントゲン撮りたい〜です。




そして、蟷螂山の表面の装飾模様ですが、蟷螂山の染織は、京友禅の羽田登喜男さんの作品が施されているのを、陶作品では中国の技法「いんちん」という技法で表現しました。
この技法は、彫ったところに釉薬がたまって絵が浮き出てくる技法です。

この技法もいつかしたいなあと、8年前にいろいろ「いんちん」の作品を観ていて、京都市産業技術センターで釉薬の勉強をしているときにも、横山先生に「いんちん」の道具の作り方なども指導していただいて、やっと本格的に制作できることになりました。

思い続けていると、そんな制作の機会もやってくるんですね。

神様と世の中の境目を表している紙垂(しで)吉田流。

また、個展でのコレクターさんとの出会いも、不思議です。
今まで、お会いしたことがないのに、たまたま来てくださったので、ご縁に感謝です。
これからも、ご縁に感謝して制作していきます。


ところで、この祇園祭 蟷螂山の陶作品ですが、今のところ展示予定はありません。
祇園祭 蟷螂山保存会の方が、展示をしたいというお話があるのですが、まだわかりません。
今後、新聞社での取材もあるようなので、その記事をご覧になられた方のご要望が多ければ、
展示されるかもしれません。

うつわhakuでは、明日10時から19時まで展示しています。
見てみたい方は、是非お越しください。
画像で見るよりも、実際の方が、釉薬の色がきれいです。


うつわhaku homepage http://696-tako.ciao.jp/

祇園祭 蟷螂山の陶作品のご注文・・・・・



3年前からの構想と、祇園祭 蟷螂山のコレクターさんからのご注文。
陶で祇園祭の蟷螂山制作のご依頼をいただきました。
うつわhakuですが、うつわでない作品も制作しています。
もともと、学生の時は陶でオブジェなどをつくっていて(立体物)、
いろんなカタチをつくっていました。
なので、陶器でこんなカタチは・・・というものも、素材を活かして
制作します。

ところで、蟷螂山というのは、カマキリが乗っている祇園祭の山です。
画像は、そのカマキリ。
少しデフォルメしています。
来月納品ですが、まだ、乾燥をじっくりさせています。
暑かったり寒かったりで、乾燥にとても緊張します。
焼きあがるまで、ドキドキです。

また、コレクターさんは、蟷螂山を復活させた方と聞きました。
制作の打ち合わせへ、ご自宅へ伺うと、今までに作家さんに依頼して制作してもらったという、蟷螂山の作品の日本画、染織、陶器の作品をいろいろ見せて下さりました。

日展や新匠工芸系の作家さんばかりで、私が制作していいもなのだろうかと、ドキドキしましたが、なかなかない制作のお話で、構造などがとても難しいのですが「難しいけど、できる?」っていわれたら「できます!」って難しいお仕事でしたが、うけました。
(ひゃーでした)
難しいお仕事は、とても勉強になります。

もう少ししたら、窯で素焼です。

割れないように、みなさん祈って下さい。





うつわhaku ホームページもご覧下さい。http://696-tako.ciao.jp/


現在、陶芸教室の生徒さん、募集中です。
好きな物を、好きなだけつくってくださーい♪

| 1/1PAGES |

calendar

S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
<< November 2017 >>

selected entries

categories

search this site.

archives

links

Instagram

profile

search this site.

others